小学生でもわかるオゾンの教科書

オゾンやオゾン発生器について、書きたいことを書くブログ。

オゾン濃度って重要? オゾン発生器を使う前に知りたい!

「オゾン発生器って、いったい何?」って思ってる人、大丈夫。僕も最初はそうだったよ。でも心配しないで、今からオゾン発生器の世界を一緒に探検しよう。
この記事では、オゾン発生器の濃度と効果について、まるで料理のレシピを読むみたいに分かりやすく説明していくからね。
そして安全に使うためのポイントも忘れずに話すよ。

オゾン濃度、それって何?

「濃度」って何だろう?

「濃度」って何か知ってる?それって例えばお茶の色が濃いとか、そういうこと?
そうだね、一定量の液体や気体の中にある、その成分の割合のことを示すんだよ。
そしてそれを表す単位がppmって言うんだ。
ppm」って?って思ったかな。これは"parts per million"の略で、直訳すると「100万分の1」って意味だよ。つまり、1ppmは100万分の1の存在比率ってことになるんだ。

オゾン濃度の計算ってどうやるの?

ここで重要なのは、オゾン発生器が作るオゾンの「濃度」だよ。この濃度っていうのは、特定の空間にどれだけオゾンが存在してるかを示す数値なんだ。そしてこの濃度を計算するためには、オゾン発生器が一定時間でどれだけのオゾンを発生させ、それがどれだけの空間に広がるかを知る必要があるんだ。
まずはオゾンを放出させる空間の容積を求めよう!
容積とは、「器物の中を満たす分量。容量」を意味し、「c㎥」「㎥」などで表されるよ。次のどちらかの式で容積を求めてね。

・横×奥行き×天井高
・室内面積(㎡)×天井高(m)

容積が分かったら、次の計算式に当てはめると、オゾン濃度の理論値が分かるよ。

・オゾン発生量(mg/hr)÷容積(m³)÷2.14=オゾン濃度(ppm)
(※2.14はオゾンの分子量を物質量で割ったもの。)

例えば、あるオゾン発生器が1時間に1mgのオゾンを発生し、それが10㎥の部屋に広がるとしたら、そのオゾン濃度はどうなるかな?計算してみよう!

答えは0.0467…になったかな?
でもね、これってあくまでも理論値なんだよね。実際には換気状況だったり、菌や臭気の種類や数とか、いろんな要因が重なって理論値の半分くらいになることが多いんだ。



オゾン濃度の安全基準って何?

国内外の安全基準とその意義

さて、さっきオゾン濃度の話をしたけど、オゾン濃度には「安全基準」ってのが設けられてるんだ。安全基準っていうのは、ひとまず人や動物が無事にいられる範囲のオゾン濃度のことだよ。
たとえば、家庭用オゾン発生器の場合、人やペットがいる環境下で使うものだから、オゾン濃度は0.05ppm以下が安全とされているんだ。これは24時間365日その空間にいても安全っていう意味だよ。
でも、業務用のものは、人や動物がいない環境で使うことが前提に作られているから、オゾン濃度があっという間にこの基準を超えてしまうんだよね。
あと、これは日本で設けられた基準だよ。海外では異なる場合があるから注意してね。

オゾン濃度が高ければ高いほど良いの?

疑問に思うかもしれないけど、「オゾン濃度が高ければ高いほど良いの?」ってこと。
でも、それはちょっと違うんだ。たしかにオゾンの除菌効果は濃度が高ければ高いほど強まるけど、人間にとってはある一定以上のオゾン濃度は健康に害を及ぼす可能性があるし、家具を傷める可能性もあるんだ。
だから適切なオゾン濃度を保つことが重要なんだよ。
オゾンは正しく扱えばとっても便利だけど、使い方を間違えると危険だからね。

オゾンが原因で体調不良?その関係を探る

オゾンは確かに除菌作用があるんだけど、適度な濃度を超えてしまうと、頭痛や吐き気といった症状を引き起こす可能性があるんだよ。
もし、オゾン発生器を使っている時に体調不良を感じたら、オゾン発生器を停止して、すぐに換気をしてね。
オゾンはとっても繊細な物質だから、換気をするだけであっという間に濃度は下がっていくよ。
それから、使用しているオゾン発生器の生成パワーと部屋の広さ、オゾン放出の時間が適切かどうか確認してみてね。

オゾン濃度とその効果

オゾンの効能と濃度

さて、オゾンの効果と濃度のバランスについて考えてみよう。オゾンは優れた除菌力を持っているよ。コロナウイルスやインフルエンザウイルスも不活化できることがわかっているんだ。
でもね、濃度が高すぎると、前に話したような健康問題を引き起こすリスクがあるからね。
オゾンと上手に付き合うコツは、ちょうど良いバランスを見つけることなんだ。

高濃度オゾンの利点と注意点

それで、高濃度のオゾンは一体何がいいの?って思うかもしれないよね。高濃度のオゾンは除菌力が強く、大量の微生物を短時間で一掃できるんだ。基本的に高濃度になる業務用のオゾン発生器は、人や動物がいる環境で使用することはできないよ。
だから高濃度のオゾンを使う時は、適応範囲・時間を守って使うことと、除菌後は換気をしっかりと行うことが大切なんだよ。
これを覚えておけば、オゾンと上手に付き合うことができるよ。

オゾン濃度管理の必要性と安全な使い方

オゾン濃度のチェックは、専用の計測器を使って行うことが一番いいよ。
これは定期的に、特にオゾン発生器を使う前と使った後に測定するのがベター。
計測器の入手が難しい時はニオイに注意してみて。
オゾンには独特なニオイがあるから、異臭がしたらすぐに換気を行ってね。

さて、いかがだったかな?オゾン発生器の濃度と効果、その関係が分かったかな?
今日の話が君のオゾン発生器ライフに役立つことを願っているよ。次回も待ってるよ、一緒に学び続けよう!